所長だより 11号(2023.01.30)

所長だより「五輪原(ごりんぱら)から」 令和5年1月30日 第11号

伝統文化・芸能を満喫!!「日本文化を楽しもう!」

国立青少年教育振興機構で実施している「次世代を担う青少年の自立に向けた健全育成事業」は、国の政策課題や青少年を取り巻く今日的課題に対応したモデルとなる特色ある事業を企画・実施することや、青少年教育団体等と連携し、体験活動の重要性を広く普及することを目的として行っております。

今回の教育事業は、「日本文化」をテーマとして書道や昔遊びに挑戦したり、書道パフォーマンスや和楽器の演奏を鑑賞したりすることで、日本の伝統文化に親しむとともに、家族や異年齢、異世代の交流活動ができるように、各関係団体の協力をいただきながら企画・運営しました。

1月21日(土)~22日(日)の1泊2日で、福島県内の16家族45名にご参加しいただきました。1日目は会津学鳳高等学校書道部の生徒たちによる大きな筆を使った演技を披露していただいた後、実際にその筆を使った書道体験もしました。その後は茶道家の熊倉久子様に一つ一つの動作の作法やその意味などを教えていただきながら、実際にお茶を点てる側とお茶をいただく側の双方を学ぶ茶道体験もしました。
 夜に行われた絵本専門士の佐藤真紀様による読み聞かせでは、読み聞かせだけでなく、わらべ歌にのせながらお手玉で農業の豊作を占う遊び等を教えていただきました。また、親子で一緒にお手玉やカルタ、けん玉やだるま落としなどの昔遊びに親しみ、楽しい時間を過ごしました。

2日目には「山照らす」様による和太鼓と、廣光会様による津軽三味線の演奏を堪能していただきました。間近での生演奏の迫力とすばらしい楽曲に、小さなお子さんたちまですっかり引き込まれていました。さらに体験コーナーでは「太鼓や三味線は知ってはいるけれど、実際に演奏するのは今回が初めて」という参加者も多くいて、貴重な体験になったことと思います。

今回の事業が、近頃は触れることの少なくなってきた日本の伝統文化や芸能のよさに気づくきっかけや、コロナ禍でなかなか体験活動ができない状況の中で、あらためて体験活動の重要性を感じていただく機会となれば幸いです。磐梯青少年交流の家では、これからも様々な「自然体験・感動体験」ができる教育事業を企画していきますので、ぜひご参加ください。
(文責:所長 佐川 正人)

<大筆を使った書道体験>

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