所長だより 15号

五輪原(ごりんぱら)から 5月21日 第15号

初任研

今朝のテレビでは、今年一番の大雨の予報、植物にそして渇水の地域には恵み
の雨でしょうが、先日の屋久島のような大雨になり、甚大な被害が起きないこと
を願っています。
そのような中、今日、国立磐梯青少年交流の家では、福島県教育委員会主催の
平成31年(令和元年度)初任者研修会が開催されます。
この初任者研修会は、私が福島県に採用された昭和55年には、すでにここ、
磐梯青少年交流の家で実施されていましたので、かれこれ、40年以上の歴史が
あることがわかります。
福島県では、新採用の教員は、原則的に出身地以外の市町村に配属されます。
私は福島市出身でしたので、平成55年4月、須賀川市の阿武隈小学校に採用さ
れました。当時の初任研も2泊3日で行われました。白いカーテンで仕切られた
6人部屋のベッドの部屋でした。部屋割りは、採用された地区内の学校に採用さ
れたメンバーが同室でした。じゃんけんに負けて、町内に大量の買い出しに出か
けたことを思い出します。
私は、そのメンバーとは、いまでも集まって酒を酌み交わしながら当時の思い
出話などに花を咲かせます。同期の仲間は本当にいいものです。福島県では、大
量退職時代に入り、今後数多く新採用教員として採用されます。今日も230名
を超える新採用の先生がたが来所します。指導・管理面の講話や、安心・安全、
事故防止などしっかり学んで今後の勤務に生かしていただきたいと思います。
そして同時に、同期の仲間とのネットワークの構築を進めていただきたいと思
っています。そのネットワークが生きる日が必ずやってきますから。
東日本大震災から8年が経ちました。多くの学校では、元気を取り戻しつつあ
りますが、浜通りの原発立地地区周辺は、まだまだの感があります。初任研の先
生がたには、福島に生まれ、福島で育った子供たちが福島で学べて幸せだったと、
誇りをもち胸を張って生き抜くことができるようその日その日、その時間その
時間を大切に勤務してほしいと思います。
皆様のご健勝とご活躍を祈っています。
(文責 所長 福 士 寛 樹)

最近の記事

PAGE TOP
 食堂/アレルギー
0242-62-2530
bandai@niye.go.jp