所長だより 31号

五輪原から 1月31日 第31号

「新たなプログラム」

ここ磐梯は、さまざまなプログラムを提供しながら利用される皆さんのご要
望に応えながら、その立場に立って、研修支援をしています。多く利用されるプ
ログラムは、磐梯山や安達太良山などの「登山」、そして裏磐梯湖沼群でのフィ
ールドワーク、トレッキング、そして、所周辺の「オリエンテーリング」などで
す。いずれも何年も前から当所にあるプログラムです。
私は、毎年1つずつプログラムを増やしていこうと考えています。例えば、所
の南側に流れる「土田(はにた)」堰を利用して、堰下り。このプログラムには、
堰を管理する水利組合の許可が必要ですし、堰を利用したプログラムには、重大
な事故の可能性がありますので、安全管理の徹底が必須です。特にコース内の危
険物の撤去やスタッフの危機管理能力の醸成などなど。
次は、「絶滅危惧種観察ツアー」です。所のフィールドには、絶滅危惧種とい
われる植物が数種類あります。福島大学の黒沢先生と研究室の学生さんたちが
数年にわたって調査を続け、見つけてくれました。写真をもとにフィールドを歩
き、見つけるプログラム。このプログラムは、絶滅危惧種の管理が最も難しいこ
とです。これらの希少種は、盗掘に合う可能性があり、これらの情報をどう管理
していくかを考えていかなければなりません。
三つめは、環境教育としての「猪苗代湖の水質調査」や「猪苗代湖の白鳥」、
「猪苗代湖の生物」です。地元の講師と一緒に、新学習指導要領の趣旨を生かし、
指導案を作成し、自分たちのプログラムにしていくことが大切であると考えて
います。
企画指導専門職や事業推進係とじっくり話し合い、順次新しいプログラムを
作成してまいりたいと考えています。
(文責 所長 福 士 寛 樹)

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