所長だより 18号

五輪原(ごりんぱら)から 7月4日 第18号

こんなに立派に成長して

6月26日から6月28日まで2泊3日の日程でK小学校6年生と指導者1
01名が集団宿泊活動と会津若松市内フィールドワークのため来所しました。
実はこの6年生、私が平成26年度にK小学校の校長時代の1年生たちです。
あの小さかった子供たちがたくましい6年生になって、来所してくれました。子
供たちと会うのは実に5年ぶり、平成27年3月の離任式以来です。
先日、一緒に勤めたU先生たちが下見に来てくださってお会いしていました
し、事業推進係からこの子たちが来ることは前もって知らされていたので、わか
ってはいましたが、私自身が子供のころようにドキドキしながら会えるのを大
変心待ちにしていました。
26日は私の公休日でしたが、子供たちと先生方をお迎えするために、所に出
向いてきました。すぐ夕べの集いだったので、その日は、夕方から幼児があった
ため、子どもたちとゆっくり話す時間が取れませんでした。
K小学校の紹介を6年生代表の子がノー原稿でしっかり紹介してきれました。
わかりやすく堂々と説明する姿に感動し、涙がこぼれそうになりました。
26日の活動は、夕食後、天体観測。翌日はスコアオリエンテーリング、野外
炊飯は焼きそばつくり。スコアオリエンテーリングでは仲間たちとの協力する
大切さを学びました。焼きそばも上手にできておいしかったようです。
そのあとがサプライズ、27日には、所長室に子供たち全員が班ごとにやって
きて、挨拶をしてくれました。一人一人から「校長先生がK小学校にいらしたと
きの1年○組の〇〇〇〇です。今、〇〇を頑張っています。」という自己紹介。
こんなに立派に成長して・・・。涙が出るほどうれしかったです。
この日の午後から台風の影響により、小雨が降り、外でのキャンプファイヤー
は、体育館でのキャンドルファイヤーに変更になりましたが、全員準備してい
たスタンツも披露しあって、楽しいひとときを過ごしたようです。
28日、いよいよお別れの日がやってきました。午前8時45分から退所の集
いが総合研修館で行われました。代表児童が私に、「3日間お世話になりました、
この貴重な経験を学校生活に生かしていきます。福士校長先生に成長した姿を
見せることができうれしく思います。」とのあいさつ。私は、これにもジーンと
きて涙がこぼれました。
この子供たちが1年生だったころ、休み時間に一緒に鬼遊びをしたり、サッカ
ーをしたりして遊んだり、一緒に勉強したりしていたため、子供たちは私のこと
をはっきりと覚えていてくれましたし、もちろん私も覚えていました。1年生の
ころとほとんど変わらぬお顔で体つきが大きくなり成長した子供と大人びて顔
つきも大きく変わった子供とさまざまでしたが、お話を聞いたりしたりしてい
るうちに面影がみるみるよみがえってきて、当時のさまざまな記憶も同時によ
みがえってきました。
退所の集い終了後、全員がバスに乗り込み、出発を見送りました。私も手がち
ぎれるほど手を振りましたが、バスの中の子どもたちも全員手を振って返して
くれました。
雨も次第に止んできました。会津若松市内のフィールドワーク。気を付けてい
ってらっしゃい。
あの離任式から丸5年半。こんなに立派に成長した子供たちと時間と空間を
共有することができ大変うれしく思います。
皆さんの今後ますますの健やかな成長とご活躍を願っています。ありがとう。
(文責 所長 福 士 寛 樹)

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