所長だより 24号

五輪原(ごりんぱら)から 10月13日 第24号

台風19号

10月12日、台風19号が日本を直撃しました。今世紀最大級の台風です。
前日から、当交流の家では、暴風により、ものが飛ばされないよう屋内に片づけ
たり、ひもで縛ったり、あらかじめ倒しておいたりする作業を分担して備えまし
た。
10月12日、お昼ころから風が強くなってきました。台風本体が上陸する前
にしては、強い風です。侮れません。この台風は普通ではないことを実感させて
くれています。
約1か月前、台風15号がやはり日本列島を直撃し、千葉県を中心に甚大な被
害を与えたばかりなのに。その台風15号に比較しても相当大きく、威力もすご
いとの報道です。
時間がたつにつれ、風が強くなってきました。所内の木々が大きく揺れ、木々
や葉のこすれる音が聞こえてきます。
この台風で両団体から相次ぐキャンセル。当交流の家でも福島こども未来塾
を計画しておりましたが、塾生や関係者の安全を最優先に、やむを得ず中止を決
定し、関係の皆様方へ連絡をしたところです。不要不急の外出を控えるよう報道
されていますので当然のことだと思います。
夕方4時過ぎには、すごい風が吹いてきました。後で分かったことですが、猪
苗代町で秒速34m の風が吹いていたそうです。
雨も次第に強くなってきました。横なぐりの雨粒も肉眼ではっきり認識でき
るほど大きくなってきました。大きな被害が起きないよう祈るばかりです。これ
でも台風本体はまだ日本列島に上陸していません。
猪苗代は一晩ものすごい風が吹き荒れ、強い雨が降り続けました。
翌朝、ニュースを見て愕然としました。本県を縦断する阿武隈川をはじめその
支流などが氾濫し、甚大な被害が起きています。お亡くなりになった方々のご冥
福を心からお祈り申し上げます。また、被災されたすべての皆様に心よりお見舞
い申し上げます。
この台風19号で、福島県ばかりでなく東京都、神奈川県、埼玉県、栃木県、
長野県、宮城県などにも甚大な被害を与え、深い爪痕を残しました。
時間がたつ中で全国でも詳細な被害が明らかになってきました。
ここ猪苗代町ではビニールハウスが全壊だそうです。屋根を吹き飛ばされた
家が何件もあったようです。
県内は、一級河川阿武隈川とその支流の堤防の決壊により、須賀川市、郡山市、
本宮市、伊達市などで大規模な水害、幹線道路や鉄道なども不通になっている個
所が多くあります。
この台風19号が来襲して、再確認したことは、避難勧告のメールが届いたら
空振りであっても安全な場所に避難することが大切であるということです。
1日も早い平常な生活が戻ることを祈るばかりです。
(文責 所長 福 士 寛 樹)

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