所長だより 26号

 五輪原(ごりんぱら)から 11月2日 第26号

ラグビーワールドカップ2019日本大会

ラグビーワールドカップ2019日本大会が、9月20日から全国各地で開
催されています。夏季オリンピック、サッカーワールドカップとともに世界三大
スポーツイベントです。ラグビーワールドカップの歴史上、初めての日本開催で
す。
出場チームは、アルゼンチン、オーストラリア、カナダ、イングランド、フィ
ジー、フランス、ジョージア、アイルランド、イタリア、日本、ナミビア、ニュ
ージーランド、ロシア、サモア、スコットランド、南アフリカ、トンガ、ウルグ
アイ、アメリカ、ウエールズの20チームです。20チームを5チームずつ分け
4プールとし総当たり戦で行われました。
試合会場は、札幌、釜石、熊谷、東京、横浜、静岡、豊田、東大阪、神戸、福
岡です。12都道県(1都、1道、1府、9県)です。
日本チーム、桜ジャパンは、POOL Aに所属し、アイルランド、スコット
ランド、サモア、ロシアと同組です。
日本チーム桜ジャパンの予選プールAの結果は、各上のアイルランドやスコ
ットランドも撃破したのをはじめ、すべてのチームに勝利し、プールAで1位と
なり、当初の目標であった、ベスト8入りを果たしました。
決勝トーナメントに進むのは8チーム、イングランド、フランス、アイルラン
ド、日本、ニュージーランド、南アフリカ、ウエールズ、オーストラリアです。
予選の試合をすべて観ましたが、選手一人一人が自分の役割を理解し、チーム
が一つになって勝ち進んでくれました。予選4試合を観て「にわかラグビーファ
ン」になりました。体格のいい選手同士が組み合う「スクラム」、押し合う「モ
ール」、相手の突進を止める「タックル」、相手陣のインゴールにボールをもちこ
んで地面に付けると「トライ」、スクラムを変形させた「モール」、トライの後、
ボールをけってゴールポストとバーの上の間を超える「コンバージョンキック」
プレー中、ボールをワンバウンドさせてゴールを狙うキックを「ドロップゴール」
重い反則で与えられるペナルティキックからゴールを狙う、「ペナルティゴール」
などいろいろなラグビー用語を覚えました。
試合を観て、ルールもわかってきました。パスは、自分よりも後ろに出すこと。
前に出した場合は、「スローフォワード」、ボールをファブルし、前に落としてし
まうと「ノッコン」、タッチラインの外にボールが出た時に試合を再開させると
きのプレー「ラインアウト」ラインアウト時にまっすぐボールを投げ入れないと
「ノットストレート」、モールに加わる場合、後ろから加わらないときには、「オ
フサイド」などなど。
いよいよベスト8の試合が始まり、4年前に対戦し、奇跡的に勝った「南アフ
リカ」チーム、強豪です。前半は、接戦で3-5。勝利の期待が膨らみましたが、
後半力負けをしてわが日本チーム桜ジャパンは、3-26で完敗しました。
この大会を通して、日本チームは本当によく頑張りました。特にジョセフヘッ
ドコーチが掲げる「ワンチーム」(一つのチームになること)を5試合通して私
たちに実際に教えてくれました。
また、ラグビーという競技は、あれだけ激しい戦いをした後も、「ノーサイド」。
試合終了後は敵も味方もなくなり、相手の健闘をたたえ合うフェアプレー精神、
これも立派なことだと感心しました。
ラグビーは、身体接触が多く、危険が伴うため、プレーヤーは自分と相手の安
全に留意することが重要です。そのため、ラグビー憲章には、「品位・情熱・結
束・規律・尊重」の5項目が記載されています。ラグビーが「紳士のスポーツ」
と言われる所以だそうです。
わが日本チーム桜ジャパンの大いなる頑張りに大きな拍手を送りたいと思い
ます。そしてこの大会を通して様々なことを教えていただきました。特に「ワン
チーム」そして「ノーサイド」。この二つの考え方は、私が常日頃目指している
「和を大切に」というここ磐梯の経営理念に加えてまいりたいと考えています。
11月2日(土曜日)は、イングランドと南アフリカとの決勝戦。世界一のプ
レーを楽しみにしています。
(文責 所長 福 士 寛 樹)

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