所長だより 30号

五輪原から 1月27日 第30号

稲苗代フェスティバル冬 開催しました。

1月15,16日に猪苗代フェスティバルを開催しました。今年の冬は、例年
になく、暖冬で、雪が少ない冬です。猪苗代町は福島県内でも有数の豪雪地帯で
すが、ここのフィールドには、日陰に雪が残っている程度です。地元のおじいさ
んやおばあさんにお話を聞きますと、「おら、何十年も生きているが、こんな雪
のない冬は初めてだ。」と口々におっしゃいます。
朝に数センチ雪が積もるのですが、日中の気温が高く、お昼過ぎには解けてし
まします。さて、猪苗代フェスティバル冬は、雪の活動をメインに計画されてい
ます。スノーモービル乗車体験、歩くスキー、スノーチューブ、そり滑りなど。
しかし雪がありません、1週間前から日陰にある雪をかき集め、チューブスライ
ダーコースだけは確保しようと全所員でコースづくりに取り組みましたが、残
念ながらコースを作ることはできませんでした。
そこで、雪と触れ合う活動の代わりに、「凧揚げ」をしていただこうと、カイ
トを500セット購入し、15日を迎えました。15日午後1時、35家族12
1人が県内各地からおいでいただき、開会式を講堂で行いました。
雪のない中のご来場、本当にありがとうございます。主催者あいさつを私から
お話をさせていただき、スタッフやボランティアスタッフを紹介し、所の利用す
るにあたっての諸注意をして、昼食へ。この日の昼食はスペシャルバイキングで
す。前日参加のファミリーが食堂で舌鼓を打っていました。
翌日、願いむなしく雪は全く降りません。雪と触れ合う体験活動はすべて中止
とし、屋内を中心にした活動と地域の方々の体験ブース、展示ブース、販売ブー
スで目いっぱい楽しんでいただくことといたしました。午前10時。体育館にお
いて山テラスの皆さんと緑小学校の児童の皆さんによるすばらしい太鼓の演奏
の後、私が開会宣言をしました。
県内外から多くの方々にご来場いただき、各ブースで様々な体験を楽しんで
いただきました。
特に好評であったのが、凧揚げです。凧の本体に好きな絵や言葉をマジックで
描き、カイトにしっぽを1~3本取り付け、フレームの籤をセットし、糸を結び
付ければすぐに簡単に飛ばせることができるからです。また、鯉すくい。内水面
研究所から、鯉の稚魚をいただいて、金魚すくいの要領でポイですくいます。丈
夫なポイを準備したため10匹以上救う人も多くいました。
そのほか、会津山塩企業組合は、山塩や山塩を使った飴などの販売、猪苗代湖
の自然を守る会では、ヒシの実クラフト、猪苗代民話の会は、猪苗代や会津地方
に伝わる民話の読み聞かせ、小林栄顕彰会は、ブース展示、野口英世記念会は、
写真フレーム、福島県レクリエーション協会はマンカラカーレットの体験、磐梯
山ジオパーク協議会は、ジオラマづくり、和太鼓山テラスは、」オープニング演
奏と和太鼓体験、D-BRATHERSの皆さんは、ヒップホップダンスの披露、
猪苗代手打ちそばの会は、そばの販売、郡山市ふれあい科学館スペースパークは、
ぶんぶんゴマと風船ロケットの、制作、福島大学NPOグリーンエネルギーユー
ザースはうち豆けんちんうどんの販売、新潟青陵大学は野外力検定とボランテ
ィアとしてのご協力、会津豊玉は、お汁粉屋穴酒、、イチゴ大福の販売、福島県
内水面水産試験場からは稚ゴイの提供、吉田ベーカリーはクレープや肉巻きお
にぎり等の販売、いなラボさんは、お仕事体験、雪下キャベツの販売を実施して
いただきました。福島県障がい者スポーツ協会は、ぼっちゃの体験、どのブース
も満員です。
また、体育館にはふわふわを準備し、これも大好評でした。
協力していただいた関係の皆さん、ありがとうございました。そしてボランテ
ィアを務めていただいた多くのみなさんの献身的なご支援に心から感謝申し上
げます。
さらに今年は、キャッチフレーズとして「あったか磐梯」を掲げ、お風呂も午
後2時から4時まで開放し、冷えた体をあっためてお帰りいただいたことも好
評でした。
第3回いなわしろフェスティバル
冬 開会宣言
みなさん、おはようございます。例年
にない暖冬でここ猪苗代も雪がほと
んどありません。雪のない中ではあ
りますが、各団体、関係のみなさまの
献身的なご協力・ご支援の下、このよ
うに多くの皆様をお迎えし、今年も
盛大に開催できますことをとてもう
れしく思います。
ただいまより、第3回いなわしろフ
ェスティバル 冬の開会をここに宣
言いたします。
(文責 所長 福 士 寛 樹)

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