所長だより 38号

五輪原(ごりんぱら)から 4月15日 第38号

「キャンプ場のオープン・・・」

今日は、とても良い天気で、気温も高くなりました。猪苗代湖もはっきり望め
ます。
今日、全所員でキャンプ場の整備を行いました。まずは、全員で野外炊飯場の
シャッターをあけました。鎖を何度も何度も引いて重い重いシャッターを少し
ずつ、少しずつ、上げていきます。次第に外の明るい光が蛍光灯の青白い光だけ
の薄暗い世界を打ち消すかのように明るい温かい光が全方向から差し込んでい
きます。一つのシャッターを上げきるのに約10分程度鎖を引き続けます。すべ
てのシャッターが開いた瞬間、さわやかな春の風が吹き抜けました。
次は、キャンプ場管理棟の整理です。約9年前に東日本大震災の被災者のため
にと全国各地からいただいた救援物品が山積みになっているので、整理し、管理
棟としての機能を回復させることがねらいです。
バス・トイレ完備、山小屋やペンションをほうふつとさせる管理棟が使えるよ
うになりますとバリエーションが広がりますし、利用者の方々も喜ばれると思
います。
次は、積雪による破損を防ぐために逆さまにしていたテーブルと椅子を元通
りに直し、食事などができるようにしました。テーブルを起こすと、モグラかね
ずみが掘った穴が縦横に張り巡らせてあり、厳寒期を生き抜くたくましさを感
じたところです。
その次には、野外炊飯管理等の整理です。まず、諸物品の整理整頓とごみなど
の掃き出しを行いました。きれいになってから、食器の洗浄です。食堂のスタッ
フにお願いし念入りに洗っていただき、さらに滅菌をし、野外炊飯管理等の中に
丁寧に置きました。
次は、倒木の片づけです。ひと冬の間、強い風が吹いたせいか、結構太めの枝
もたくさん落ちていました。全員でそれらを片付け、見違えるように美しくなっ
た、キャンプ場。皆様のお越しを所員一同お待ちしています。
新型コロナウイルスの一日も早い収束を願うばかりです。
(文責 所長 福 士 寛 樹)

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