所長だより 45号

五輪原(ごりんぱら)から 6月18日 第45号

「エール」

「エール」といえば、NHK の朝ドラ、福島県福島市出身の古関裕而さん、金
さんご夫妻の物語。皆さん、ご覧になっておりますでしょうか。現在は、今般の
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、収録が行えず、スピンオフとして番外
編を放送しているようです。バナナマンの日村勇紀さんのナレーションも素敵
ですし、古関裕而役(主人公 古山裕一)の窪田正孝さん、金役(主人公の妻 音)
の二階堂ふみさんもとってもいいなと思います。
実は、福島が誇る作曲家 古関裕而さんは、福島市にある福島大学付属小学校、
同付属中学校の卒業。私の大先輩なのです。
古関裕而さんは、5000 もの曲を作曲し、福島県内の小学校・中学校・高等学
校の校歌をはじめ寮歌、応援歌では早稲田大学の「紺碧の空」、阪神タイガース
の「六甲おろし」、さらには、夏に行われる全国高等学校野球選手権大会の「栄
冠は君に輝く」、東京五輪行進曲「オリンピックマーチ」、軍歌の数々。作詞家は、
野村俊夫さんとの組み合わせ、歌手は本宮市出身の伊藤久男さんとのコラボが
多いようです。
ここ、国立磐梯青少年交流の家には、「若人の道」というタイトルの所歌があ
ります。昭和 41 年 4 月 4 日に制定されました。
なんと、この所歌の作曲が、古関裕而さんなんです。そして作詞家が野村俊夫
さん。昭和 41 年というと私が小学校 4 年生の時。同年月に当交流の家の開所式
を行ったとき会津坂下町にある会津農林高等学校の吹奏楽部と合唱部の演奏に
より披露されました。
所歌 若人の道
① 仰ぐ磐梯 輝く嶺を 若い思いの雲が飛ぶ
友よ 仲間よ 未来の窓を あけようよ
明日の道を 尋ねて行こう
おお 磐梯 青年の家
②招く緑の高原晴れて 集う笑顔に 歌が湧く
友よ仲間よ 幸呼ぶ花を咲かそうよ
愛する国を 守って行こう
おお 磐梯 青年の家
③光るそよ風 猪苗代湖の 水の清さを宿す胸
友よ仲間よ 意気と力を示そうよ
希望の星を目指して行こう
おお 磐梯 青年の家
歌詞は、磐梯の四季を織り込み、未来に限りない夢と希望を持った若人の姿を
うたったものです。曲は明解なメロディであり青年たちが野外でも容易に口ず
さむことができる親しみやすいものです。
(文責 所長 福 士 寛 樹)

最近の記事

PAGE TOP
 食堂/アレルギー
0242-62-2530
bandai@niye.go.jp