五輪原(ごりんぱら)から 10月10日 第57号
「台風14号と山々の紅葉」
本日、10月10日。台風14号が予想進路をやや南側にそれて、日本列島直
撃の心配はなくなりましたが、秋雨前線活発化による降雨、そして台風の影響に
よる強風、また、北側から台風に向かって吹き込む冷たい大気の影響により、こ
こ猪苗代は冷たい雨が降り続き、気温は10度を割り込みました。
磐梯山を見上げますと、紅葉が始まり、緑の常緑樹になかに赤や黄色の広葉樹
がとても美しいコントラストを観ることができるようになってきました。また
晴天時には眼下に広がる猪苗代湖は、霧で、全く見ることができません。紅葉は、
1日の気温が8度以下になると始まるとされ、5,6度になると一層進むといわ
れています。
鮮やかに紅葉するためには、日中の気温が20度から25度で夜間が5度か
ら10度になり、昼夜の気温差が大きいこと、さらには、空気が澄んで刃が十分
日光を受けられること、そして大気中に適度な湿度があって葉が乾燥しないこ
とが条件だそうです。
つい先日まで半袖で過ごすことができるほど暖かい日が続いておりましたが、
いまは、長袖の上にセーターとウインドブレーカーが室内であっても必要なく
らい気温が低くなってきています。
今後山々の紅葉が楽しみです。
紅葉
秋の夕日に照るヤマモミジ
濃いも薄いも数ある中に
松を彩るカエデやツタは
山のふもとの裾模様
谷の流れに散り浮くもみじ
波に揺られて離れて寄って
赤や黄色の色さまざまに
水の上にも織る錦
皆さんご存知の文部省唱歌「紅葉(もみじ)」ですね。
秋も深まりました。
(文責 所長 福 士 寛 樹)