所長だより 73号

 五輪原(ごりんぱら)から 7月1日 第73号

「猫魔ケ岳の実踏と雄国沼散策」

6月21日、所の専門職らとともに猪苗代町と北塩原村にある、「猫魔ヶ岳」
に登ってきました。私は、猫魔ケ岳に登るのは初めてです。
猫魔ケ岳は、標高1403m、磐梯山の西側に位置します。
珍しいこの山の名前は、昔、化け猫が住み着いて人を食べていたという伝説の
よるものと言われています。また、食料をねずみに食い荒らされて困っていた慧
日寺(えにちじ)の僧が、ネズミ退治のため、猫王を山に祀ったとの伝説もあり
ます。
それらの伝説にちなんだ「猫石」とよばれる大きな岩が山頂すぐ西側にありま
した。
まず、バスで八方台駐車場まで移動します。ご存知のように八方台は、磐梯山
の登山口の一つでもあります。猫魔ケ岳の登山口の一つでもあります。トイレを
済ませ、いよいよ出発。今日のガイドさんは、佐藤さんです。
比較的なだらかで、木漏れ日の差す登山道を 2 時間ほど登ると頂上につきま
した。東に磐梯山、南に猪苗代湖と、猪苗代町と磐梯町、北は檜原湖をはじめ裏
磐梯湖沼群。そして西側には会津盆地を一望できる絶景スポット。
天気も良くしばしその絶景に酔いしれ、疲れは飛んでしまいました。登山道の
途中には、ギンリョウソウ(別名 幽霊花)の可憐な花が恥ずかしそうに咲いて
いました。
今度は、雄国沼を目指します。上り下りを繰り返し、しばらく下りの坂道、1
時間半で雄国沼につきました。
ここら一帯は、携帯電話がつながりません。
雄国沼は、ニッコウキスゲとコバイケイソウの黄色と白の花が満開。周囲の湿
原一帯が、花畑です。多くの方々がハイカーとしてやってきていました。
このコースは、それほど不可も少なく、小学校の中学年でもあるけるコースか
もしれません。そしてこの時期、湿原に咲く花の美しさを堪能できます。
どうぞ皆さんも、登ってみてください。
(文責 所長 福 士 寛 樹)

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