所長だより 75号

五輪原(ごりんぱら)から 8月16日 第75号

「アクティブ ジオ キャンプ」

7月25日、アクティブ・ジオ・キャンプ2021の開講式を行いました。昨
年度は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受けて、福島県内では、各市町
村教育委員会ごと各休業日の開始日と終了日がまちまちであったため、13泊
という日程が取れずに、3泊4日のミニキャンプを4回計画しました。実際は、
3回に集約して実施しましたが、今回は、2年ぶりに13泊14日と磐梯ならで
はの長期キャンプを実現しました。また、本来は全国どなたでもウェルカムであ
りましたが、県内在住者限定で実施しました。
県内各地から14名の小中学生が参加してくれました。うち2名がリピータ
ーです。
開講式に当たって、私から次のような挨拶をしました。
アクティブ・ジオ・キャンプ2021主催者あいさつ
皆さんこんにちは。ようこそ、磐梯青少年交流の家においでいただきました。
皆様とお会いできますことを心待ちにしておりました。全国的に新型コロナウ
イルスが猛威を振るう中、そして本県においても第5波襲来を感じさせる今日
この頃にもかかわらず、参加をしていただき、ありがとうございます。県内各地
から小学校5年生から中学校3年生まで14名の参加です。この、「アクティブ・
ジオ・キャンプ」は、東日本大震災以降に実施されてきた、冒険的なプログラム
を通して、自然の偉大さや神秘さ、厳しさを感じたり、磐梯山周辺の地質学的価
値や希少な動植物など自然の素晴らしさを感じとったり、磐梯山が噴火した明
治時代の人々の暮らしから防災について学んだり、集団宿泊体験を通して仲間
との絆を深めたりすることを目的に実施した「われらジオパーク探検隊」、さら
には、社会に生き抜く力、自主性、協調性、創造性をはぐくむ目的で行った「チ
ャレンジャーズキャンプ」という2つの事業を統合し、平成 28 年度から「チャ
レンジ・ジオ・キャンプ」、そして今年度から「アクティブ・ジオ・キャンプ」
として実施する当交流の家の看板事業の一つであります。この事業は、13泊1
4日の長期にわたる日程で実施し、ジオ、山、湖の3つのステージで、学校では
体験できない様々な活動にチャレンジしていただくこととしています。各ステ
ージにおけるさまざまな体験活動は、体力的にきつい場面もありますが、仲間と
協力する大切さや、やり遂げた自信など必ずや今後の学校生活や人生において、
役立つものと期待しております。これまでも活動の最終日には、全日程をやり遂
げ、たくましく日焼けし、自信に満ち溢れた子供たちが、涙する光景もみられま
した。これは、何事にも代えがたい尊いものです。昨年は、夏休みの開始時期や
日数、終了時期もまちまちで長期の活動は難しいと考え、3泊4日のキャンプを
3回実施しました。今年は従来通り13泊14日に戻し、全員に感動と自信を与
えられるよう、安全を第一に事故絶無を期して全スタッフ総力を挙げて対応し
てまいりたいと思います。参加される皆さんもスタッフの注意点をよく聞き、し
っかり守って楽しくそして安全に活動してほしいと思います。今回、ボランティ
アとしてご協力いただきます各大学の学生の皆様に心より感謝を申し上げます。
14日間どうぞよろしくお願いいたします。結びに、本事業実施に当たり関係の
皆様方に感謝申し上げますとともに、本事業の素晴らしい成果と参加される子
どもたちのおおいなる成長そして14日間の様々な活動を通して参加される皆
様にとって夏休みの楽しい思い出の 1 ページになりますことをご期待申し上げ
ます。本日ご参加いただきましたみなさまのご健勝とご活躍をお祈り申し上げ、
あいさつといたします。皆さん、アクティブ・ジオ・キャンプ2021のスター
トです。14日間、けがや体調を崩すことなく頑張りぬきましょう。どうぞよろ
しくお願いいたします。
今回は、防災、ジオ、磐梯山湖沼群、シャワークライミング、檜原湖サイクリ
ング、カヌー遊び、安達太良山、一切経山、磐梯山の登山、そして、締めには、
周囲67kmある猪苗代湖を歩いて1周です。
14名それぞれがよく頑張りました。詳細は、HPをご覧ください。
来年も、今年度の成果と課題を生かし、実施してまいりますので多くの方々の
ご参加をお待ち申し上げております。
(文責 所長 福 士 寛 樹)

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