所長だより 6号

 五輪原から 1月27日 第6号

「冬の教育事業」

ここ猪苗代町は、福島県内で有数な豪雪地帯です。今年は例年よりは積雪が少
なく、地元の方々にお聞きするといつもの半分だという答えが返ってきますが、
国道事務所の所長さんの話だと積雪は例年通り、降っては解け、降っては解けの
繰り返しのため」見た目には雪が少なく感じられるそうです。
猪苗代町のメイン道路には、地下水をくみ上げて湧き出す融雪装置がついて
おり、雪が降っても、すぐに溶けてしまいます。しかし、メイン道路以外は融雪
装置がついていないので、雪が降ると毎朝、午前 3 時前後に町の除雪スタッフ
が除雪車の格納されているところに集まり、それぞれの役割の方面に出ていき
ます。国立磐梯青少年交流の家の職員宿舎のすぐ後ろが、格納庫なので、エンジ
ンをかけた大きな音でわかります。
町の除雪スタッフの方々の腕は超一流で、道路の積雪を丁寧にしかもきれい
に、車が走りやすいようかいてくださいます。その技術には驚かされます。私や
職員が職員宿舎を出るころ7時 30 分には、戻ってこられます。除雪の後、また
ご自分のお仕事のため、出勤されるようです。本当にお疲れ様です。そしてあり
がとうございます。
さて、このような中、先日冬の教育事業の一つである「磐梯ワンダーランド⑨」
が1月19日、20日と行われ、17家族50名の方々に参加をしていただきま
した。
1泊2日の日程で、当交流の家からバスで15分程度のところにある、「ファ
ミリーゲレンデ Bandai Bandai」を主会場に行いました。
年齢や発達段階に応じ、雪遊び、そり滑り、スキーに挑戦しました。スキーは
その技能さにより3グループに分かれ、指導員の先生がたに丁寧にご指導いた
だきました。そのおかげもあって、あっという間に上達、最初は緩斜面でボーゲ
ンの練習に終始していた、スキー初心者チームの皆さんも、2日目の最後には、
リフトに乗ることができ、ゆっくりとゲレンデを滑って降りてこられるように
なりました。参加された皆さんの頑張りと指導の先生のおかげと大きな拍手と
感謝を申し上げます。2日間、ボランティアとして新潟青陵大学の学生と上越教
育大学の学生さんにお礼申し上げます。

また、1月26日、27日には、磐梯子どもの森キッズランド③が行われ、1
0家族30名の方々に参加をいただきました。当交流の家で、こどもあそびりん
ピックや雪遊び、そり滑り、アイスクリームづくりを体験していただきました。
保護者の皆様には、子育てカフェも大好評でした。2日間とも、寒気が押し寄
せ、寒い日でしたが、参加されたファミリーとキッズたちは全員元気。吹雪にも
負けずにそり遊びに興じていました。
これらの事業は、家族のきずなを深め、体験の風をふかせるという教育的価値
も高く、今年度の成果と反省を踏まえ、次年度も実施してまいりたいと思います
ので、次年度も奮ってご参加ください。
2月17日には、いなわしろフェスティバルを行いますので、皆さんお友達を
お誘いのうえ、お出かけください。職員一同こころよりお待ち申し上げておりま
す。
(文責 所長 福 士 寛 樹)

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