五輪原(ごりんぱら)から 12月3日 第2号
東京オリンピック・パラリンピック参加の
ガーナオリンピック委員会委員長ら来訪
猪苗代町は、野口英世博士の故郷です。翁島の生まれです。国道49号線沿い
に野口英世博士の功績を称え、記念館が建てられています。昨年リニュアルし、
多くの観光客が来てくださっています。
野口英世博士は、皆さんご存知のとおり、1876年11月9日生まれで、1
928年5月21日、アフリカのガーナ共和国で亡くなりました。1歳半のとき
に左手に大やけどを負いましたが、恩師や友人、家族の励ましと援助によりその
困難を克服し、左手の手術により医学の素晴らしさを実感し、自らも医学の道を
志しました。アメリカのロックフェラー医学研究所を拠点に世界で活躍し、ノー
ベル賞の候補にも挙がりました。黄熱病の研究をして、ワクチンの開発に当たり、
大きな功績を残しましたが、自らも黄熱病に感染し、51歳という若さで亡くな
りました。
現在、猪苗代町とガーナ共和国は、姉妹都市を締結しており、その関係で、2
020年に東京で開催されるオリンピック・パラリンピックに参加する選手等
の猪苗代町をホストタウンにと、12月2日、ガーナ共和国オリンピック委員長
ベン・ヌヌ・メンサ委員長とアビゲイル・クワシ駐日ガーナら公使ら6名が、猪
苗代町を訪れ、視察の視察を行いました。その施設見学の一部で、国立磐梯青少
年交流の家も訪問してくださいました。オリンピック開催前後に、当交流の家を
宿泊基地の候補として約3か月間利用したいとのお話でした。一行は、館内を見
て回り、宿泊室の様子や、浴室などを視察していきました。
2020年、東京オリンピック開催年は、第13回アグーナリー大会も開催予
定されておりますが、うまく調整して、ぜひガーナの選手団の皆さんにここ、国
立磐梯青少年交流の家を利用していただきたいと思っています。
(文責 所長 福 士 寛 樹)