所長だより 令和4年7号

所長だより「五輪原(ごりんぱら)から」 令和4年9月28日 第7号

「第8期福島こども未来塾~えがお輝く ふくしまの未来へ~」
 第3回 スポーツワークショップを実施しました

国立青少年教育振興機構主催事業「福島こども未来塾」は、公益財団法人東日本大震災復興支援財団の協賛のもと、文部科学省、復興庁、福島県教育委員会に後援をいただきながら、当所が中心となって実施しております。

平成27年に始まったこの事業は、東日本大震災の影響を受けた福島県内の児童・生徒に様々な教育プログラムを提供し、未来の福島を担う人材育成に資することを目的として実施しており、今年で8年目を迎えました。

第8期の福島こども未来塾は全6回のプログラムが予定されており、第3回は9月23日(金)~25日(日)の2泊3日でスポーツワークショップを行いました。
1・2日目はあいにくの雨模様でしたが、当所の体育館をメイン会場として、一般財団法人United Sports Foundation(ユナイテッド・スポーツ・ファウンデーション)の皆様のご指導とご協力のもとで、参加した子どもたちは最近話題の e スポーツやサッカー、陸上競技、セパタクロー、モルック等、様々なジャンルの運動に親しむことができました。

子どもたちは学校の体育では行わないような競技を初めて体験したり、e スポーツの日本チャンピオンや元Jリーガー選手、元・現役日本代表選手の方々から指導を受けたりしながら、3日間貴重な運動の機会と時間を得ることがで
きました。
第3回のスポーツワークショップは、「スポーツの楽しさを実感する」「ルールを守ることや仲間と協力する大切さに気づく」「応援したり、サポートしたりする喜びを実感する」ことをねらいとした事業でしたが、特に3日目のスポーツ大会では晴天にも恵まれ、チーム一丸となって声を掛け合いながら熱心に競技に取り組んだり、応援したりする姿が見られました。

第1回の仲間づくり・防災キャンプに始まり、第2回のダンスワークショップ、そして今回のスポーツワークショップと、参加するたびに子どもたちが仲間と協力しながら意欲的に挑戦しようとする様子がよく見られるようになり、成長を感じています。次回は東日本大震災の被害や復興状況について学ぶために施設外で活動します。活動後に一人一人が福島の未来についてどんなことを考えるのかとても楽しみです。

(文責:所長 佐川 正人)

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