所長だより 令和4年4号

所長だより「五輪原(ごりんぱら)から」 令和4年6月24日 第4号

ニッコウキスゲが見頃の時期を迎えました

ウィズコロナという言葉が出て久しくなりますが、全国や福島県内の感染者数も以前と比べると減少傾向にあり、おかげさまで当所をご利用くださる方や団体も日々増えてきております。

また、各地でもこれまで中止していたイベントを今年度は実施や予定しているところも増え、先日行われた当所主催の「第6回いなわしろフェスティバル」には、約 1,300 人の来場者をお迎えすることができました。
あらためて御礼を申し上げます。

さて、当所の活動プログラムで磐梯山登山と並んで人気があるのが雄国沼トレッキングです。
雄国沼では雪解け後の水芭蕉に始まり、レンゲツツジやワタスゲなど四季折々の草花が見られ、6月中旬から7月にかけてはニッコウキスゲの花期となっています。
木道が配された湿原を快適に歩くことができ、おすすめのスポットとなっています。

雄国沼は北塩原村と喜多方市を隔てる金沢峠のそばにあるカルデラ湖で、標高は 1,000mを超えます。
(ちなみに磐梯山は標高 1,816m)
その名前の由来ですが、もともとは「別天地」という意味だとされています。
そこに至るまでは険しい山道が続くにも関わらす、突然視界が開けて穏やかな光景が現れるため、「ここだけまるで別の国だ」→「小国」→「雄国」となったと考えられています。

その別天地である雄国沼には約 180 ㏊の湿原が広がり、ニッコウキスゲの花期には一面が黄色い草原に変わります。雄国沼の人気は高く、ハイシーズンにはマイカー規制がされるほどです。

当所のホームページでも雄国沼トレッキングについての詳細が紹介されておりますので、ぜひご覧になっていただき、宿泊学習や合宿等の活動プログラムとしてご検討ください。
これからの季節に実施していただくのがお薦めです。
また、豊富な知識と経験のある研修指導員の引率も可能ですので、ご不明な点や質問等があれば、お問い合わせください。

(文責:所長 佐川 正人)

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