所長だより 令和4年3号

所長だより「五輪原(ごりんぱら)から」 令和4年6月1日 第3号

登山活動のすばらしさ

田植えの時期を迎え、猪苗代町内の田に水が入り、麓からの清々しい風を感じる季節となりました。交流の家は磐梯山の麓にあるため、利用者には磐梯山登山をする方もたくさんおります。5月22日(日)には磐梯山開きが行われ、山開きを楽しみにしていた多くの登山者が集まりました。交流の家からも体験活動の推進と広報活動のために職員が参加しました。

先日、体験活動安全管理研修として、研修指導員の大竹 力氏に講師としてご指導いただきながら、磐梯山の実地踏査とコース点検を行いました。

活動プログラムに磐梯山登山を計画する団体も多いため、交流の家では新任職員研修も兼ねて、毎年この研修を実施しています。
今回は時間の都合上、裏磐梯スキー場から弘法清水まで登り、八方台登山口に下山しました。天候にも恵まれて、珍しい高山植物や湖沼群の素晴らしい景色、弘法清水のおいしい湧き水等、実際に登山しなければ味わえない体験を存
分に味わうことができました。

以前頂上まで登山したときには、眼下に広がる猪苗代湖と壮大な眺めに疲れも忘れて、なんとも言い表しがたい充実感や達成感を覚えたことを記憶しております。

やはりどんなに時代が進んでも、登山にはSNSには代えられない魅力があることをあらためて実感しました。
国立青少年教育振興機構では、「教科等に関連付けた体験活動プログラム」として、登山活動を保健体育学習の体つくり運動で実施することを提案しています。

自己の体力に応じた課題をもち、登山を通して動きを持続する能力を高めるとともに、自然との関わりを深め、友達と協力し、励まし合いながら楽しく安全に活動ができるようにすることを単元の目標とする学習です。

ぜひ、国立磐梯青少年交流の家の磐梯山登山プログラムを活用していただき、充実した宿泊学習や研修をしていただけるとありがたいです。
登山ルートや団体の実態に応じた活動プログラム、指導方法等、いつでもご相談ください。

(文責:所長 佐川 正人)

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